The Byun Shi-Ji Atlas WORKS · FŪDO · LANGUAGES
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BYUN SHI-JI · FŪDO 086

恋しさ

Longing

1985 · Jeju, middle period

Byun Shi-Ji (변시지), Longing, 1985, painting from the middle Jeju period, shaped by wind and dried-grass colour.

作品テキスト

生涯、浜辺にひとり立っていた画家は、
もっとも近くに置きたかった二人を
木として描いた。
ふたたび傍らに迎え、
その下に
自らを子どものように座らせた。
木の根もと。
手を伸ばせば届くほど近い。
そばに置いても
届かない人が恋しい。
そばにいないから、
絵の中に立たせた。
届かないから、
その根もとに座った。
呼べない名を
木と呼びながら、
彼は長く
その下にとどまる。
日が冷え、
闇が降りても、
立ち去らない。
子であるから。

主要文脈

邊時志は、済州の風土を単なる背景ではなく、存在の条件として描いた韓国の近現代画家です。孤独、待つこと、風、枯れ草の色を通して、地域性と世界性を結ぶ韓国モダニズムのグローカルな美学を築きました。

画家済州日本ソウル秘苑(昌徳宮後苑)近代現代芸術美術