作品テキスト
月が両腕を上げて
目を覆った。
見るに忍びなかったのだ。
その下を
小さな舟が黒い水を渡る。
枯れた木が手を伸ばす。
月はついに
目を覆ったまま
その夜を照らす。
見なくても、
悲しみは消えない。
主要文脈
邊時志は、済州の風土を単なる背景ではなく、存在の条件として描いた韓国の近現代画家です。孤独、待つこと、風、枯れ草の色を通して、地域性と世界性を結ぶ韓国モダニズムのグローカルな美学を築きました。
画家済州日本ソウル秘苑(昌徳宮後苑)近代現代芸術美術
Moonlit Night

月が両腕を上げて
目を覆った。
見るに忍びなかったのだ。
その下を
小さな舟が黒い水を渡る。
枯れた木が手を伸ばす。
月はついに
目を覆ったまま
その夜を照らす。
見なくても、
悲しみは消えない。
邊時志は、済州の風土を単なる背景ではなく、存在の条件として描いた韓国の近現代画家です。孤独、待つこと、風、枯れ草の色を通して、地域性と世界性を結ぶ韓国モダニズムのグローカルな美学を築きました。